이 공간의 모든 이야기는 양심없는 무단 수집을 거부합니다. ⓒMuriel.
2011/05/13 (Fri)
만나기 직전이 되어서야 주지 스님의 아들로부터
"역시 직접 만나 이야기하는 것은 좀 그렇다"는 연락이 왔다.
+괴담은 괴담으로만 읽읍시다!
(무슨 말인 지 아시죠?
)
"역시 직접 만나 이야기하는 것은 좀 그렇다"는 연락이 왔다.
그래서 "전화 상이라도 좋으니, 이야기해 주실 수 있는 부분까지만 말씀해 달라"고 부탁하여
겨우 이야기를 들을 수 있었다.
아들: "미안하네. 아버지가 하도 이야기하지 말라고 못을 박으셔서 말이지.
실은 전화로 이야기하는 것도 위험하긴 하지만."
나: "아닙니다. 저야말로 무리한 부탁을 드려 죄송합니다.
결국 그건 뭐였던 겁니까?"
아들: "그건 타이쇼 시대에, 그 시절의 서커스단의 구경거리였던 기형인이네."
나: "그럼 그렇게 붙은 채로 살아있었던 겁니까? 샴 쌍둥이같은 건가요?"
아들: "그렇지. 태어나고 몇 년 동안은 이와테 현의 어느 부락에서 살았던 모양인데,
생활이 궁핍해진 부모가 인신매매단에 팔아 넘긴 거야.
그렇게 서커스단으로 흘러 들어간 거지."
나: "그렇군요.. 그런데 왜 그런 미라 상태가 된 겁니까?"
아들: "솔직히 말하면, 미라가 아니라 등신불이야."
나: "등신불이라면... 자진해서 그렇게 되었다는 말씀이십니까?!"
아들: "자네...
다른 사람에게
이 일에 대해 말할 거지?"
이 일에 대해 말할 거지?"
나: "솔직히 말씀드리자면... 그러고 싶습니다."
아들: "솔직해서 좋구만.
뭐, 나도 전부 다 말할 생각은 없지만 말이지.
그건 말이네, 억지로 그렇게 된 거야.
당시에, 지금으로 따지면 말도 안되는 오컬트 교단이 있었어.
교단 이름은 말해 줄 수 없네. 지금도 은밀하게 활동하고 있을 거야.
이 교단의 교주라는 놈이 말도 안되는 미친 놈이었어.
외법外法밖에 쓰질 않는 거야.
나: "외법...이라니요?"
아들: "쉽게 말하자면, 해서는 안 될 일인 거지.
얼마 전에 真言立川流진언 타치카와 류가 이단이다, 외법이다 떠들썩했지만,
그런 간단한 게 아니야.
나: "구체적으로... 어떤...?"
아들: "당시 자료도 전혀 남아 있질 않고, 이름도 가명이고,
원래부터 앞에 나서서 활동하는 녀석도 아니었고,
지금 교단이 존속하고 있다고 해도, 현재 교주와는 전혀 연결 고리도 없을 거고...
이름은 말해 주겠네... 物部天獄모노노베 텐고쿠. 그게 그 교주의 이름이네.
나: "모노노베 텐고쿠. 가명이겠지요?"
아들: "그래. 가명이네.
그런데 그 모노노베 텐고쿠가 서커스단에 갔을 때에
기형인 몇 명을 거금 탈탈 털어 사 들인 거야.
그 샴 쌍둥이도 포함해서."
나: "...그래서요?"
아들: "자네, '코도쿠'라는 것에 대해 알고 있나?"
나: 항아리에 독벌레를 몇 마리 넣어 놓고, 마지막까지 살아남은 벌레를 사용해 저주를 거는
것 말씀이십니까?
아들: "그래! 자네 그걸 어떻게 알고 있나?"
나: "뭐어... 어떠다보니... 그래서요?"
아들: "텐고쿠는 그 '코도쿠'를 사람으로 한 거야.
나: "사람을 밀실에 가둬서 말씀이십니까? 설마요..."
아들: "서커스단에서 사 들인 기형인들로 그걸 한 거지.
교단 본부가 어디인 지는 모르겠지만, 지하 밀실에 감금했어.
그런데 그 샴 썅둥이가 살아 남은 거야."
나: "감금 기간은 어느 정도였습니까?"
아들: "자세한 건 잘 모르겠지만, 다른 이의 살을 뜯어 먹고, 자신의 똥오줌을 먹지 않으면
목숨을 이어갈 수 없는 기간. 이라고 하면 짐작이 되겠지."
나: "상상하고 싶지도 않군요..."
아들: "그런데 모노노베 텐고쿠는 처음부터 샴쌍둥이가 살아남도록 손을 써 둔 모양이야.
다른 기형인들에게는 치명상을 입히고, 숨이 끊어질 듯 말 듯한 상태로 방치했어.
모노노베 텐고쿠는 기형인들의 그 기괴한 모습에 끌린 게 아닐까."
나: "그렇군요..."
아들: "그래서, 살아남은 것까지는 좋았는데, 모노노베 텐고쿠에게는 도구에 지나지 않았어.
바로 다른 방에 혼자 가둬 두고, 아사하도록 만들었지.
그리고 방부 처리를 해서 등신불로 만들었어.
이렇게 '료멘스쿠나'가 완성된 거지.
나: "'료멘스쿠나'라는 게 대체 뭡니까?"
아들: "신화 시대에 가까운 먼 옛날에,
'료멘스쿠나'라고 하는, 2개의 얼굴에 4개의 손을 가진 괴물이 있었다는 전설을 빌어
그 샴 쌍둥이를 그렇게 부른 거지."
나: "그렇군요..."
아들: "그 료멘스쿠나를 말이야,
모노노베 텐고쿠는 교단의 본존상으로 삼았어.
呪仏(저주의 불상)로 말이지.
사람을 저주해 죽일 수 있고, 수많은 사람들을 저주해 죽일 수 있을 거라고
모노노베 텐고쿠는 그렇게 믿었어.
나: "그 저주의 대상은 누구였습니까?"
아들: "아버지는 나라였다고 말했지."
나: "일본 그 자체를 말입니까?"
아들: "정말 미친 놈이었지. 그런데 말이야, 저주의 효력은 그 뿐만이 아니었어."
료멘스쿠나의 뱃속에 무언가를 집어넣으면..."
나: "무언가...라니요?"
아들: "고대인의 뼈야. 야마토 조정에게 멸한, 조정의 입장에서 보면 반역자지.
역적. 그 고대인의 분골은 배에 넣어서..."
나: "그런 걸 도대체 어디서 구한단 말입니까?"
아들: "자네도 TV나 신문에서 본 적 있지?
고대 유적이나 무덤이 발굴될 때 발굴 작업원이 있잖아.
당시에는 그 부근의 경비가 삼엄하지 않았으니까, 그런데서 주로 훔쳐 온 모양이야."
나: "쉽게 믿을 수는 없는 이야기이군요..."
아들: "그렇지? 나도 그렇게 생각해.
그런데 말이지, 타이쇼 시대에 크게 발생한 재해가 이만큼이나 있다고."
1914(大正3)年：桜島の大噴火（負傷者 9600人）
1914(타이쇼3)년: 사쿠라지마 대분화 (부상자 9600명)
1914(大正3)年：秋田の大地震（死者 94人）
1914(타이쇼3)년: 아키타 대지진 (사망 94명)
1914(大正3)年：方城炭鉱の爆発（死者 687人）
1914(타이쇼3)년: 호죠 탄광 폭발 (사망 687명)
1916(大正5)年：函館の大火事
1914(타이쇼3)년: 하코다테 대화재
1917(大正6)年：東日本の大水害（死者 1300人）
1917(타이쇼6)년: 동일본 대수해 (사망 1300명)
1917(大正6)年：桐野炭鉱の爆発（死者 361人）
1917(타이쇼6)년: 키리노 탄광 폭발 (사망 361명)
1922(大正11)年：親不知のナダレで列車事故（死者 130人）
1922(타이쇼11)년: 오야시라즈에서 산사태로 인한 열차 사고 (사망 130명)
그리고, 1923년 (타이쇼 12년) 9월 1일, 관동 대지진,
사망,행방불명 14만2천8백명.
나: "그게 뭐 어쨌다는 건지...?"
아들: "전부 '료멘스쿠나'가 이동했던 지역이라는 군."
나: "그런 말도 안 되는 일이!!
교단 지부가 그렇게까지 곳곳에 퍼져 있다는 말입니까?
우연이겠죠....."
아들: "나도 바보같은 이야기라고 생각하네.
그런데 타이쇼 시대 최대 규모이자 최악의 재해였던 관동 대지진 날에 말이네.
그 날, 지진이 발생하기 직전에 모노노베 텐고쿠가 죽었네."
나: "죽었다구요?"
아들: "자살이라고 듣긴 했네만, 순수 일본인이 아니었다는 소문도 있고..."
나: "어떻게 죽었답니까?"
아들: "일본도로 목을 베었다네. 료멘스쿠나 앞에서.
그리고 자신의 피로 혈서를 썼다네."
나: "뭐라고 쓰여 있었습니까?"
日本滅ブベシ
일본은 멸해야 한다.
나: "그게... 관동 대지진이 발생하기 직전에 있었던 일인 거지요?"
아들: "그렇다네..."
나: "......우연이겠죠?"
아들: "......우연이겠지."
나: "그 후 , 어떤 경위로 료멘스쿠나는 이와테 현의 그 절로 오게 된 걸까요?"
아들: "아버지도 그것만은 말씀해 주지 않으셨네."
나: "그 때, 주지 스님께서 '왜 교토의 그 절에 보내지 않았느냐!'고 말씀하셨던 것 같은데,
그건 무슨 말씀인 지..."
아들: "아, 그 이야기를 들었군. 이미 30년도 더 된 이야기지만,
실은 나도 아버지의 뒤를 이어 스님이 될 예정이었어.
그 때 내 태만이라고 할까, 잘못 때문에...
그 후로 그 절도 계속 방치되었고....
자네에게 말해 줄 수 있는 건 여기까지라네."
나: "그렇습니까.... 지금 료멘스쿠나는 어디에...?"
아들: "그건 나도 모른다네.
요 며칠 간 아버지와 연락이 닿질 않아.
그걸 가지고 돌아 간 이후에, 이상한 차에 쫓긴다는 말을 들었네."
나: "그렇군요... 전부 다 말씀해 주시지는 않는다고 하셨지만,
어째서 이렇게까지 상세하게 알려 주시는 겁니까?"
아들: "아버지가 그 때 말했잖아?
안됐지만,
자네들
자네들
오래살지
못할 거라고...."
못할 거라고...."
(무슨 말인 지 아시죠?
)452 その１ sage 2005/09/21(水) 16:10:58 ID:GJUzoiep0
俺、建築関係の仕事やってんだけれども、先日、岩手県のとある古いお寺を解体することに
なったんだわ。今は利用者もないお寺ね。んでお寺ぶっ壊してると、同僚が俺を呼ぶのね。
「～、ちょっと来て」と。俺が行くと、同僚の足元に、黒ずんだ長い木箱が置いてたんだわ。
俺「何これ？」
同僚「いや、何かなと思って・・・本堂の奥の密閉された部屋に置いてあったんだけど、
ちょっと管理してる業者さんに電話してみるわ」
木箱の大きさは２ｍくらいかなぁ。相当古い物みたいで、多分木が腐ってたんじゃないかな。
表に白い紙が貼り付けられて、何か書いてあるんだわ。相当昔の字と言う事は分ったけど、
凡字の様な物も見えたけど、もう紙もボロボロで何書いてるかほとんどわからない。
かろうじて読み取れたのは、
「大正？？年？？七月？？ノ呪法ヲモッテ、両面スクナヲ？？？二封ズ」
的な事が書いてあったんだ。木箱には釘が打ち付けられてて開ける訳にもいかず、
業者さんも「明日、昔の住職に聞いてみる」と言ってたんで、その日は木箱を近くの
プレハブに置いておく事にしたんだわ。
453 その2 sage 2005/09/21(水) 16:31:26 ID:GJUzoiep0
んで翌日。解体作業現場に着く前に、業者から電話かかってきて、
業者「あの木箱ですけどねぇ、元住職が、絶対に開けるな！！って凄い剣幕なんですよ・・・
なんでも自分が引き取るって言ってるので、よろしくお願いします」
俺は念のため、現場に着く前に現場監督に木箱の事電話しておこうと思い、
俺「あの～、昨日の木箱の事ですけど」
監督「あぁ、あれ！お宅で雇ってる中国人（留学生）のバイト作業員２人いるでしょ？
そいつが勝手に開けよったんですわ！！とにかく早く来てください」
嫌な予感がし、現場へと急いだ。プレハブの周りに、５～６人の人だかり。
例のバイト中国人２人が放心状態でプレハブの前に座っている。
監督「こいつがね、昨日の夜中、仲間と一緒に面白半分で開けよったらしいんですよ。
で、問題は中身なんですけどね・・・ちょっと見てもらえます？」
単刀直入に言うと、両手をボクサーの様に構えた人間のミイラらしき物が入っていた。
ただ異様だったのは・・・頭が２つ。シャム双生児？みたいな奇形児いるじゃない。
多分ああいう奇形の人か、作り物なんじゃないかと思ったんだが・・・
監督「これ見てね、ショック受けたんか何か知りませんけどね、この２人何にも喋らないんですよ」
中国人２人は俺らがいくら問いかけても、放心状態でボーっとしていた（日本語はかなり話せるのに）。
459 その３ sage 2005/09/21(水) 17:07:49 ID:GJUzoiep0
あ、言い忘れたけど、そのミイラは
「頭が両側に２つくっついてて、腕が左右２本ずつ、足は通常通り２本」という
異様な形態だったのね。俺もネットや２ちゃんとかで色んな奇形の写真見たこと
あったんで、そりゃビックリしたけど、「あぁ、奇形か作りもんだろうな」と思ったわけね。
んで、例の中国人２人は一応病院に車で送る事になって、警察への連絡はどうしようか、
って話をしてた時に、元住職（80歳超えてる）が息子さんが運転する車で来た。開口一番、
住職「空けたんか！！空けたんかこの馬鹿たれが！！しまい、空けたらしまいじゃ・・・」
俺らはあまりの剣幕にポカーンとしてたんだけど、住職が今度は息子に怒鳴り始めた。
岩手訛りがキツかったんで標準語で書くけど、
住職「お前、リョウメンスクナ様をあの時、京都の～寺（聞き取れなかった）に絶対送る
言うたじゃろが！！送らんかったんかこのボンクラが！！馬鹿たれが！！」
ホント80過ぎの爺さんとは思えないくらいの怒声だった。
住職「空けたんは誰？病院？その人らはもうダメ思うけど、一応アンタらは祓ってあげるから」
俺らも正直怖かったんで、されるがままに何やらお経みたいの聴かされて、経典みたいなので
かなり強く背中とか肩とか叩かれた。結構長くて３０分くらいやってたかな。
住職は木箱を車に積み込み、別れ際にこう言った。
「可哀想だけど、あんたら長生きでけんよ」
その後、中国人２人の内１人が医者も首をかしげる心筋梗塞で病室で死亡、
もう１人は精神病院に移送、解体作業員も３名謎の高熱で寝込み、俺も釘を足で
踏み抜いて５針縫った。まったく詳しい事は分らないが、俺が思うにあれは
やはり人間の奇形で、差別にあって恨みを残して死んでいった人なんじゃないかと思う。
だって物凄い形相してたからね・・・その寺の地域も昔部落の集落があった事も
何か関係あるのかな。無いかもしれないけど。長生きはしたいです
468 その３ sage 2005/09/21(水) 17:40:58 ID:J0sPTefW0
ID変わっちゃったけど452です。いきなりブラックアウトして電源落ちたんでビビッた・・・
俺だってオカ板覗くらいだから、こういう事には
興味しんしんなので、真相が知りたく何度も住職に連絡取ったんだけど、完全無視でした。
しかし、一緒に来てた息子さん（５０過ぎで不動産経営）の連絡先分ったんで、
この人は割と明るくて派手めの人なんで、もしかしたら何か聞けるかも？と思い
今日の晩（夜遅くだけど）飲みに行くアポとれました。何か分ったら明日にでも書きますわ
476 本当にあった怖い名無し sage 2005/09/21(水) 18:24:34 ID:K2+tPFpq0
リョウメンスクナの話、「宗像教授伝奇考」という漫画に出てきた覚えがある。
スクナ族という、恐らく大昔に日本へ来た外国人ではないかと思われる人が、太古の
日本へ文化を伝えた。それが出雲圏の文化形成となり、因幡の白ウサギの伝説も
オオクニヌシノミコトの国造りの話もこれをモチーフとした話だろう、と。
そして大和朝廷による出雲の侵略が起こり、追われたスクナ族がたどり着いた
のが今の飛騨地方だった。
日本書紀によれば、飛騨にスクナという怪物がおり、人々を殺したから兵を送って
退治した、という話が書かれている、と。
つまり、スクナというのは大和朝廷以前の時代に日本へ文化を伝えた外来人の
ことで、恐らくは古代インドの製鉄を仕事とする（そして日本へ製鉄を伝えたで
あろう）人々のことではないかと書かれていた。
そして、出雲のある場所で見つけた洞窟の奥にあったものが、
「リョウメンスクナ」（両面宿儺）
の像だった、とあった。
477 476 sage 2005/09/21(水) 18:40:24 ID:K2+tPFpq0
スクナ族は、日本へ羅魔船（カガミノフネ）で来た、と書かれ、鏡のように
黒光する船であったとのこと。羅魔は「ラマ」で、黒檀系の木の名である、
と書かれていたけど、黒ずんだ長い木箱とあったので、これももしかすると
ラマなのかも・・・？
とすると、リョウメンスクナ様も、逃げ延びて岩手地方に来たスクナ族の
末裔なのかもしれないな。
・・・と、オカ板的にはあわない内容かも、と思いつつ書いてみたが。
。
491 ４５２ sage 2005/09/21(水) 22:27:34 ID:ERc7KoX60
すんません。直前になって何か「やはり直接会って話すのは・・・」とか言われたんで、
元住職の息子さんに「じゃあ電話でなら・・・」「話せるとこまでですけど」と言う
条件の元、話が聞けました。時間にして３０分くらい結構話してもらったんですけどね。
なかなか話し好きなオジサンでした。要点を主にかいつまんで書きます。
息子「ごめんねぇ。オヤジに念押されちゃって。本当は電話もヤバイんだけど」
俺「いえ、こっちこそ無理言いまして。アレって結局何なんですか？？」
息子「アレは大正時代に、見世物小屋に出されてた奇形の人間です」
俺「じゃあ、当時あの結合した状態で生きていたんですか？シャム双生児みたいな？」
息子「そうです。生まれて数年は、岩手のとある部落で暮らしてたみたいだけど、生活に窮した
親が人買いに売っちゃったらしくて。それで見世物小屋に流れたみたいですね」
俺「そうですか・・・でもなぜあんなミイラの様な状態に？？」
息子「正確に言えば、即身仏ですけどね」
俺「即身仏って事は、自ら進んでああなったんですか！？」
息子「・・・君、この事誰かに話すでしょ？」
俺「正直に言えば・・・話したいです」
息子「良いよ君。正直で（笑） まぁ私も全て話すつもりはないけどね・・・
アレはね、無理やりああされたんだよ。当時、今で言うとんでもないカルト教団が
いてね。教団の名前は勘弁してよ。今もひっそり活動してると思うんで・・・」
俺「聞けば、誰でもああ、あの教団って分りますか？」
息子「知らない知らない（笑）極秘中の極秘、本当の邪教だからね」
俺「そうですか・・・」
499 その２ sage 2005/09/21(水) 23:25:00 ID:ERc7KoX60
スマソ。またいきなりPCの電源切れて遅くなりました・・・
息子「この教祖がとんでもない野郎でね。外法（げほう）しか使わないんだよ」
俺「外法ですか？」
息子「そう、分りやすく言えば（やってはいけない事）だよね。ちょっと前に真言立川流が、
邪教だ、外法だ、って叩かれたけど、あんな生易しいもんじゃない」
俺「・・・具体的にどんな？」
息子「で、当時の資料も何も残ってないし偽名だし、元々表舞台に出てきたヤツでもないし、
今教団が存続してるとしても、今現在の教祖とはまったく繋がりないだろうし、
名前言うけどさ・・・物部天獄（もののべてんごく）。これが教祖の名前ね」
俺「物部天獄。偽名ですよね？」
息子「そうそう、偽名。んで、この天獄が例の見世物小屋に行った時、奇形数名を
大枚はたいて買ったわけよ。例のシャム双生児？って言うの？それも含めて」
俺「・・・それで？」
息子「君、コドクって知ってる？虫に毒って書いて、虫は虫３つ合わせた特殊な漢字だけど」
俺「壺に毒虫何匹か入れて、最後に生き残った虫を使う呪法のアレですか？（昔マンガに載ってたｗ）」
息子「そうそう！何で知ってるの君？？凄いね」
俺「ええ、まぁちょっと・・・それで？」
息子「あぁ、それでね。天獄はそのコドクを人間でやったんだよ」
俺「人間を密室に入れて？？ウソでしょう」
息子「（少し機嫌が悪くなる）私もオヤジから聞いた話で、１００％全部信じてるわけじゃ
ないから・・・もう止める？」
俺「すみません！・・・続けてください」
息子「分った。んで、それを例の奇形たち数人でやったわけさ。教団本部か何処か
知らないけど、地下の密室に押し込んで。それで例のシャム双生児が生き残ったわけ」
俺「閉じ込めた期間はどのくらいですか？」
息子「詳しい事は分らないけど、仲間の肉を食べ、自分の糞尿を食べてさえ生き延びねば
ならない期間、と言ったら大体想像つくよね」
俺「あんまり想像したくないですけどね・・・」
503 その3 sage 2005/09/21(水) 23:47:39 ID:ERc7KoX60
息子「んで、どうも最初からそのシャム双生児が生き残る様に、天獄は細工したらしい
んだ。他の奇形に刃物か何かで致命傷を負わせ、行き絶え絶えの状態で放り込んだ
わけ。奇形と言ってもアシュラ像みたいな外見だからね。その神々しさ（禍々しさ？）に
天獄は惹かれたんじゃないかな」
俺「なるほど・・・」
息子「で、生き残ったのは良いけど、天獄にとっちゃ道具に過ぎないわけだから、
すぐさま別の部屋に１人で閉じ込められて、餓死だよね。そして防腐処理を
施され、即身仏に。この前オヤジの言ってたリョウメンスクナの完成、ってわけ」
俺「リョウメンスクナって何ですか？」
※>>476氏ほど詳しい説明は無かったが、神話の時代に近いほどの大昔に、
リョウメンスクナと言う、２つの顔、４本の手をもつ怪物がいた、と言う
伝説にちなんで、例のシャム双生児をそう呼ぶ事にしたと、言っていた。
俺「そうですか・・・」
息子「そのリョウメンスクナをね、天獄は教団の本尊にしたわけよ。呪仏（じゅぶつ）
としてね。他人を呪い殺せる、下手したらもっと大勢の人を呪い殺せるかも
知れない、とんでもない呪仏を作った、と少なくとも天獄は信じてたわけ」
俺「その呪いの対象は？」
息子「・・・国家だとオヤジは言ってた」
俺「日本そのものですか？頭イカレてるじゃないですか、その天獄って」
息子「イカレたんだろうねぇ。でもね、呪いの効力はそれだけじゃないんだ。
リョウメンスクナの腹の中に、ある物を入れてね・・・」
俺「何です？」
息子「古代人の骨だよ。大和朝廷とかに滅ぼされた（まつろわぬ民）、いわゆる
朝廷からみた反逆者だね。逆賊。その古代人の骨の粉末を腹に入れて・・・」
俺「そんなものどこで手に入れて・・・！？」
息子「君もTVや新聞とかで見たことあるだろう？古代の遺跡や墓が発掘された時、
発掘作業する人たちがいるじゃない。当時はその辺の警備とか甘かったらしい
からね・・・そういう所から主に盗ってきたらしいよ」
511 その４ sage 2005/09/22(木) 00:13:22 ID:mdYgh3LB0
俺「にわかには信じがたい話ですよね・・・」
息子「だろう？私もそう思ったよ。でもね、大正時代に主に起こった災害ね、
これだけあるんだよ」
1914(大正3)年：桜島の大噴火（負傷者 9600人）
1914(大正3)年：秋田の大地震（死者 94人）
1914(大正3)年：方城炭鉱の爆発（死者 687人）
1916(大正5)年：函館の大火事
1917(大正6)年：東日本の大水害（死者 1300人）
1917(大正6)年：桐野炭鉱の爆発（死者 361人）
1922(大正11)年：親不知のナダレで列車事故（死者 130人）
そして、1923年（大正12年）9月1日、関東大震災、死者・行方不明14万2千8百名
俺「それが何か？」
息子「全てリョウメンスクナが移動した地域だそうだ」
俺「そんな！教団支部ってそんな各地にあったんですか？と言うか、偶然でしょう（流石に笑った）」
息子「俺も馬鹿な話だと思うよ。で、大正時代の最悪最大の災害、関東大震災の日ね。
この日、地震が起こる直前に天獄が死んでる」
俺「死んだ？」
息子「自殺、と聞いたけどね。純粋な日本人ではなかった、と言う噂もあるらしいが・・・」
俺「どうやって死んだんですか？」
息子「日本刀で喉かっ斬ってね。リョウメンスクナの前で。それで血文字で遺書があって・・・」
俺「なんて書いてあったんですか？？」
日 本 滅 ブ ベ シ
515 その５ sage 2005/09/22(木) 00:27:58 ID:mdYgh3LB0
俺「・・・それが、関東大震災が起こる直前なんですよね？」
息子「そうだね」
俺「・・・偶然ですよね？」
息子「・・・偶然だろうね」
俺「その時、リョウメンスクナと天獄はどこに・・・？？」
息子「震源に近い相模湾沿岸の近辺だったそうだ」
俺「・・・その後、どういう経由でリョウメンスクナは岩手のあのお寺に？」
息子「そればっかりはオヤジは話してくれなかった」
俺「あの時、住職さんに（なぜ京都のお寺に輸送しなかったんだ！）みたいな事を
言われてましたが、あれは？？」
息子「あっ、聞いてたの・・・もう30年前くらいだけどね、私もオヤジの後継いで坊主に
なる予定だったんだよ。その時に俺の怠慢というか手違いでね・・・その後、
あの寺もずっと放置されてたし・・・話せることはこれくらいだね」
俺「そうですか・・・今リョウメンスクナはどこに？？」
息子「それは知らない。と言うか、ここ数日オヤジと連絡がつかないんだ・・・
アレを持って帰って以来、妙な車に後つけられたりしたらしくてね」
俺「そうですか・・・でも全部は話さないと言われたんですけど、なぜここまで
詳しく教えてくれたんですか？」
息子「オヤジがあの時言ったろう？可哀想だけど君たち長生きできないよ、ってね」
俺「・・・」
息子「じゃあこの辺で。もう電話しないでね」
俺「・・・ありがとうございました」
以上が電話で話した、かいつまんだ内容です・・・はっきり言って全ては信じてません。
何か気分悪くなったので今日は落ちますね。
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